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袖ヶ浦の長屋
所在地:千葉県
主要用途:店舗・共同住宅
構造:RC造
規模:地上2階
延床面積:約326㎡
調査・企画:渡邉明弘建築設計事務所
設計・監理:渡邉明弘建築設計事務所、赤崎雄太
施工:ルーヴィス
撮影:堀越圭晋 / エスエス
郊外の団地に併設された店舗兼用住宅の一部を改修した。色々な増改築の跡からは色々な変化を乗り越えた過去が想像され、遵法性や性能はもちろんだがこの建物が持つ自由さや逞しさをより引き出したいと考えた。
そこで、私たちは「減築」により諸問題を解決しつつ建物の裏表をつなぐことを提案した。裏通りからの駐車スペース、1階サブエントランス、表通りからの2階アプローチを確保するように1階を一部解体・屋外化すると、建物を「スリット」が貫いて分断されていた裏と表が接続された。2階はゆったりとした既存躯体のスケールを表し、色々なシーンに開かれた空間にした。
既存の不完全性や冗長性を最大化しながら不足分を補うことで、中長期的に建物をスポイルすることなく長寿命化することに繋がると思う。
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